原理
工業材料等を対象に、その各構成成分の内容を解明し、全体の組成を明らかにする分析のことを「組成分析」と称している。「組成分析」は他種類の化合物の複雑な混合物である材料の中に、何が(定性)どれだけ(定量)含まれているかを明らかにする分析である。また、さらにどこに(位置)どのように(形状)存在しているかと言うことに関する情報が必要な場合もある。
有機化合物の種類はまさに無限であり、その定性は容易ではない。多数の成分の混合物になっている場合はなおさらであり、「有機組成分析」を実施するためにはクロマトグラフィーを中心とした前処理・分離と、各種スペクトルを組み合わせた高度な構造解析が必要となる。
有機組成分析のフローチャート

★有機組成分析を東レリサーチセンターに依頼するメリット
- 各種有機材料を分析して40年以上の実績(2000件/年以上)。
- NMR、IR、MSで総合分析した独自データベースを保有。
(特にポリマーは5000件以上。工業材料中の各種添加剤の独自LC/MSライブラリも充実) - 共重合ポリマーや変性化合物、市場DBにはない特殊構造、反応部位等の解析が可能。
- 各種前処理、分離分解分析に関する豊富な知見から、各材料に適した分析方法をご提案。
- 分取なしでは解析困難な混合物中の微量添加剤や反応性オリゴマーについても評価可能。
- グループ会社との連携により、毒性評価も可能。
その他有機分析の原理