原理
蒸気圧測定には図1、表1に示すように様々な手法があり、試料の性状や試料量、蒸気圧の大きさによって適用する手法が異なってくる。図2に適用範囲が最も広い「静止法」の測定装置の概略図を示す。静止法は、図2に示すような装置を用い、温度を一定にしてその温度における平衡蒸気圧を圧力計を用いて直接測定する方法である。

適用対象 | 必要試科量 | 測定精度 | 特長 | |
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静止法 | 液体 | 30mL程度 | ±5%程度 |
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沸点法 | 液体 | 150mL程度 | ±5%程度 |
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アイソテニスコープ | 液体 | 20mL程度 | ±数%程度 |
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気体流通法 |
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±10~20%程度 |
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DSC法 |
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±10~20%程度 |
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その他材料物性の分析の原理