医薬品等の製造販売承認申請
医薬品の承認申請に際し、添付すべき資料のデータ取得を対応致します。
区分 | 項目 | 低分子(合成)医薬品 | バイオ医薬品 | |
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品質に 関する資料 |
構造決定及び物理的化学的性質 | 元素分析 | アミノ酸分析 | |
MS | 末端アミノ酸配列解析 | |||
NMR | C末端アミノ酸配列解析 | |||
分子量分布 | ペプチドマッピング | |||
全アミノ酸配列分析 | ||||
ジスルフィド結合位置の解析 | ||||
糖組成分析 | ||||
糖鎖構造解析 | ||||
高次構造(CDなど) | ||||
電気泳動法 | ||||
規格
及び
試験法 安定性試験 |
確認試験 | 赤外分光分析 | 赤外分光分析 | |
紫外可視分光分析 | 紫外可視分光分析 | |||
SDS-PAGE | ||||
ペプチドマッピング | ||||
示性値 | pH | pH | ||
浸透圧 | 浸透圧 | |||
定量 | 液体クロマトグラフィー(HPLC,IEC,SEC) | |||
ELISA | ||||
製剤試験 | 溶出試験、崩壊試験 | |||
硬度 | ||||
不溶性微粒子試験 | 不溶性微粒子試験 | |||
純度試験 | 残留溶媒 GC | SDS-PAGE | ||
水分・乾燥減量 | 乾燥減量 | 乾燥減量 | ||
カールフィッシャー | カールフィッシャー | |||
不純物 | 分取・精製 | |||
構造解析 | NMR | MS | ||
LC/MS | アミノ酸分析 | |||
LC/NMR | ELISA | |||
非臨床試験 臨床試験 |
バイオアナリシス (生体試料中薬物濃度測定) |
TK測定 | LC/MS/MS | ELISA |
PK測定 | LC/MS/MS | ELISA | ||
タンパク結合率 | LC/MS/MS | |||
抗体価の測定 | ELISA |
化審法
新規高分子化合物の登録に際し、添付すべき試験データ(高分子フロースキーム)の取得および申請代行を行います。
化審法とは
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)による環境汚染及び被害の発生を契機として昭和48年(1973年)に制定された法律であり、新規化学物質を製造又は輸入を行うにあたって、人への有害などについて事前に審査するとともに、環境を経由して人の健康を損なうおそれがある化学物質の製造、輸入および使用を規制するものです。新規化学物質を製造又は輸入する際は、試験データを添えて事前に申請しなければなりません。
低分子化合物についての試験
低分子化合物は多くの場合、「分解度試験」、「濃縮度試験」を実施する必要があります。また、製造・輸入数量によっては「スクリーニング毒性試験」、「生態毒性試験」を実施します。

当社では低分子についての試験受託・申請支援を行っております。
また、化学物質の物理化学的性状密度・融点・沸点・蒸気圧・比熱など申請時に記載する物性値の測定もお任せ下さい。
高分子化合物についての試験|高分子フロースキーム試験
一般的に、高分子化合物は低分子化合物と比べて安定であるため、別途、高分子フロースキーム試験が定められています。高分子フロースキーム試験は、安定性試験、溶解性試験及び分子量分布測定から構成されます。なお、分子量1000未満成分の含有率が1%を超える高分子については、「高分子フロースキーム試験+濃縮度試験」で申請可能です。濃縮度試験の受託を開始しました(提携機関)。
様々な高分子に対応
1987年に高分子フロースキーム試験が制定されて以来、当社は多数の試験と申請支援の実績がございます。有機溶媒可溶の高分子をはじめ、水溶性高分子、溶媒不溶高分子、更には酸・アルカリで分解する高分子など、様々な高分子に対して、これまでの豊富な経験をもとに最適な試験計画をご提案します。試験が困難な高分子に対して多くの実績がございます。是非お問い合わせ下さい。
事前打ち合わせから申請までのすべてをサポート
化学物質によって最適な試験方法が異なります。また、申請方法に必要な期間等も異なります。当社ではお客様に最適な試験や申請についてのすべてをサポート致します。

海外申請|韓国・中国・台湾
海外提携機関と強力に連携し、韓国・中国・台湾への化学物質申請をサポート致します(日本語で対応可能です)。

韓国では2015年にいわゆる「K-REACH」が施行されました。従来の「有害法」から変更点がございます。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。
高分子フロースキーム試験で要求される試験項目と試験内容
試験項目 | 試験内容 |
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安定性試験 (分解性を示唆する知見) |
熱・光・酸・アルカリに対する安定性のチェック |
<試験条件>
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<分析項目>
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溶解性試験 | 水及び有機溶媒への溶解性のチェック |
<溶媒>
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<試験条件>
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<分析項目>
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分子量分布測定 (濃縮性を示唆する知見) |
生体膜を通過してしまうような低分子量物(分子量1000未満の成分)を 1%以上含んでいないかどうかのチェック(溶解性が認められる場合) |
<分析方法> GPC、GPC-LS |