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水銀プローブによるSiO2膜の電気特性評価および電気特性と膜質の相関解析
記事No. | 202305-01 |
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タイトル | 水銀プローブによるSiO2膜の電気特性評価および電気特性と膜質の相関解析 |
著者 | 表面科学研究部 小川 慎吾 |
要旨 | 水銀プローブ(Hg-Probe)および各種物理分析手法を用いて、Si基板上に異なる方法で成膜したSiO2膜の電気特性と膜質との関係を詳細に調べた。熱酸化SiO2膜と比べて、化学気相蒸着法(CVD)で成膜したSiO2膜は水分や水酸基含有量が高く、SiO2ネットワーク構造の秩序性が低いことをRBS、XPS、FT-IR、SIMSにより明らかにした。Hg-Probeを用いたC-V測定結果から、プラズマCVD成膜のSiO2膜では正の電荷密度が高く、オゾンCVDでは可動電荷密度が高い特徴を有し、加えて、水分含有量と比誘電率には相関関係があることが確認された。I-V測定では、水分含有量の高いオゾンCVD成膜のSiO2膜のリーク電流が顕著であることも示された。また、ウェットエッチングを併用したC-V測定より、プラズマCVDで成膜したSiO2膜は界面付近で電荷分布に拡がりがあることを確認した。 |
目次 (全4ページ) |
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価格 | PDF FILE (PDF:1,935KB) 2,200円(税込) |
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