分離膜のナノ貫通孔径を選択的に測定する水銀透過法

記事No. 202304-03
タイトル

分離膜のナノ貫通孔径を選択的に測定する水銀透過法

著者 材料物性研究部 吉本 茂
要旨 サステナブルな社会の実現において、優れた透過性能を持つ膜による省エネで低コストな分離・精製技術の開発がエネルギー、半導体、医療など様々な分野で期待されている。膜の透過性能は細孔構造に支配されるため、高度化した細孔構造を評価するための技術が重要となる。ここでは、東レリサーチセンターが独自に開発した水銀透過法の概要、及び既存手法との比較事例を通じて、水銀透過法が機能層のナノ貫通孔径を選択的に評価可能な手法であることを紹介する。
目次
(全4ページ)
  1. はじめに
  2. 水銀透過法の概要
  3. 水銀透過法を適用した事例
  4. まとめ
図表
  1. IUPACによる細孔形状の分類
  2. 銀透過法による実験系の概念図
  3. パームポロメーターによる多孔質膜の特性値
  4. 水銀透過法による膜#5の圧力に対する相対的な水銀変化量
  5. 膜#1~膜#4のバブルポイント圧力と水銀透過法による圧力しきい値の関係
  6. 水銀圧入法による膜#1、膜#2の細孔直径分布データ
  7. 膜#2の断面SEM像
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