マイクロ RNA 測定技術の最近の動向

記事No. 202302-01
タイトル

マイクロ RNA 測定技術の最近の動向

著者 東レ株式会社 新事業開発部門 秋山 英雄
バイオメディカル分析研究部 森脇 有加
要旨 マイクロRNA(miRNA)は、その機能や動態からヒト疾患の低侵襲バイオマーカーや細胞株の品質管理マーカーとして脚光を浴びている。
東レ(株)が開発したマイクロアレイ3D-Gene®は、次世代シーケンサーと異なり、測定感度・定量性に優れ、かつ発現量に依存しない高い再現性を有するため、測定値のばらつきを極小化できる特長がある。
本稿では、3D-Gene®を用いたマイクロRNA測定技術の特徴と、血清を用いた次世代シーケンサーとの比較例及び細胞外小胞由来マイクロRNAの分析事例を紹介する。
目次
(全5ページ)
  1. はじめに
  2. マイクロRNAを定量的に測定する
  3. 血清中マイクロRNA分析の事例
  4. 細胞外小胞由来マイクロRNA分析の事例
  5. まとめ
図表
  1. 5種類のRNA認証標準物質の希釈直線性比較
  2. 試験デザイン
  3. マイクロRNA発現量の日内再現性(併行精度)
  4. マイクロRNA発現量の定量性評価結果(3D-Gene® miRNA Oligo chip)
  5. 測定・解析法の概要
  6. 同一血清測定における発現比の確率密度分布
  7. 細胞外小胞の精製方法(概要)
  8. 細胞外小胞由来マイクロRNAの精製方法比較
サンプルページ
PDF (991KB)