The TRC News

2019年6月号

  • 記事No. 201906-01

    天然ゴムの劣化、銀ナノインクの分散状態の安定性の評価
    ―パルスNMR(TD-NMR)の応用例のご紹介―

    パルスNMR(TD-NMR, Time Domain NMR)は、構造解析を目的とした高分解能NMRと異なり、緩和時間を取得することに特化した手法である。NMRで得られる緩和時間の特徴として、試料の状態(固体材料の硬さ、液体試料の分子運動など)に非常に敏感であることが挙げられる。今回はこの特徴を生かしたゴム材料の評価、およびインク材料の分散性評価を試みた例を紹介する。

    著者: 構造化学研究部 木村 一雄

    PDF FILE (PDF:2,382KB)

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  • 記事No. 201906-02

    多周波/高温ESR装置によるラジカル及び金属イオンの評価
    ―フッ素系樹脂、ダイヤモンド粉末、シリカガラス、発光体粉末への適用―

    最も一般的なXバンド(9.5 GHz)のマイクロ波を用いたESR測定に比べ、高周波数のマイクロ波を用いたESR測定は、ESRスペクトルの分解能向上やスペクトル解析に有効である。本稿では、新規導入したXバンド及びQバンド(34 GHz)ESR装置を用いたフッ素系樹脂、ダイヤモンド粉末、シリカガラス、発光体粉末の分析事例を紹介する。

    著者: 構造化学研究部 山口 陽司、沢井 隆利、熊沢 亮一

    PDF FILE (PDF:754KB)

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2019年5月号

  • 記事No. 201905-01

    高空間分解能の結晶方位解析と結晶相マッピング
    ~ ASTARを用いたACOM-TEM法 ~
    *ASTARはNanoMEGAS社の登録商標です。

    TEMベースの結晶方位解析システム“ASTAR”を用いると、SEMをベースにしたEBSDよりも高い空間分解能が実現可能である(各種EBSD法の空間分解能が数十 nm程度に対してASTARを用いたACOM-TEM法では2~5 nm)。また、識別できる結晶構造が多いことも特長である。通常のTEM解析では取得困難な結晶方位マップ、結晶相マップおよび粒径分布などを得ることで定量的な解釈が可能である。さらに、TEM観察と同一視野で測定できることから、(S)TEM-EDX / EELSと合わせた複合的な解析やin-situ TEMとの併用も可能となる。

    著者: 形態科学研究部 久留島 康輔

    PDF FILE (PDF:1,099KB)

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2019年4月号

  • 記事No. 201904-01

    セルロースナノファイバー(CNF)に関する技術開発調査

    新素材を用いた開発においては、素材の機能を十分に活用し、様々な用途で利用される事が期待される。この際、新規材料の基本的な機能の把握と同時に、応用先の情報収集や課題の抽出など多角的な検討を行うことで、新素材の実用化と広範囲な展開につなげる事ができる。ここではCNFを例にとり、CNFを取り巻く状況とその機能の有効活用のために、技術開発調査により得られる情報について紹介する。

    著者: 有機分析化学研究部 竹本 紀之
    先端技術調査研究室 山岡 近子

    PDF FILE (PDF:574KB)

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  • 記事No. 201904-02

    セルロースナノファイバー(CNF)を用いた複合材料の形態観察およびCNFの構造解析

    CNFを扱う研究開発のうち、ほぼすべての材料分野、研究フェーズで電子顕微鏡を用いた観察は必要な評価となっている。特にポリマー中に分散するCNFをTEM観察するためには、これまで高分子材料のTEM試料作製を実施する上で不可欠であった「電子染色」の技法を駆使する必要がある。今回、CNFを用いた複合材料の形態観察事例を紹介すると共に、CNF自体の観察事例、構造解析例として13C核 固体NMR法による結晶化度、および酸加水分解HPLC-蛍光検出法による構成糖分析の例を示す。

    著者: 形態科学研究部 増田 昭博
    構造化学研究部 木村 一雄
    有機分析化学研究部 竹本 紀之
    東レテクノ株式会社 小杉 剛史

    PDF FILE (PDF:987KB)

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  • 記事No. 201904-03

    線膨張係数の実測値とシミュレーション推測値の比較 
    ~ セルロースナノファイバーを用いた複合材料 ~

    シミュレーション技術の向上によって、物性値を推測する技術が発達している。一方で、推測した物性値が現物の挙動と異なる場合も多い。この原因のひとつとして、シミュレーションに用いるパラメータが使用する材料のものと相違していることが考えられる。本稿では、近年注目の新素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を用いた複合材料について、CNFの配向および複合材料の線膨張係数を、実測値とシミュレーションによる推測値の比較検討を行った。さらに、シミュレーションに用いるパラメータの影響評価を行った結果について紹介する。

    著者: 材料物性研究部 平野 孝行

    PDF FILE (PDF:707KB)

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