The TRC News

2018年3月号

  • 記事No. 201803-01

    有機蒸気吸着法、二酸化炭素ガス吸着法のご紹介

    当社では、従来の窒素ガス吸着法、クリプトンガス吸着法、水蒸気吸着法に加えて、有機蒸気吸着法および二酸化炭素ガス吸着法を新たに導入した。有機蒸気吸着法により、お客様がご希望される有機分子そのものの吸着特性の把握が可能となる。また、二酸化炭素の分離・回収技術の研究開発には、各種の材料に対する二酸化炭素ガスの吸着挙動の知見が不可欠なため、二酸化炭素ガス吸着法によって、お客様の幅広いニーズに対応できる。

    著者: 材料物性研究部 細見 博之、吉本 茂

    PDF FILE (PDF:723KB)

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  • 記事No. 201803-02

    水溶液中の低級カルボン酸の抽出アルキル化分析

    カルボン酸を分析することは、需要、要求は多いにもかかわらず、手法は限られており、特に、水、無機塩や有機溶媒が共存する場合、非常に難度が高くなり、不可となる場合もある。そこで、従来法を補完する、抽出アルキル化(Extractive Alkylation)を利用した水溶液中のカルボン酸の分析法を紹介する。

    著者: 有機分析化学研究部 竹本 紀之、小野寺 理佐
    無機分析化学研究部 上田 重実

    PDF FILE (PDF:626KB)

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  • 記事No. 201803-03

    乾燥技術の新展開 -プロセスと装置の開発-

    乾燥は、あらゆる生産分野で必要不可欠な工程である。電子部品や自動車などの製造工程において、乾燥工程が製品の品質や製造コストを左右することも多い。近年では、乾燥工程の管理が、最終製品が目的とする品質と機能性の維持向上の鍵となっている。そのため、乾燥技術の研究開発・機器の改良や革新は、あらゆる基材、最終製品を対象に進められている。

    著者: 技術情報事業部 吉崎 理華、山本 美夏

    PDF FILE (PDF:781KB)

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2018年2月号

  • 記事No. 201802-01

    硫化物系固体電解質70Li2S-30P2S5の化学構造解析

    近年、リチウムイオン電池において、電解液を固体電解質に置き換えた、全固体電池が注目されている。全固体電池に求められる高いイオン伝導性の実現には、固体電解質の化学構造の制御が重要であり、結晶性向上のために熱焼成処理などが行われる。本稿では、硫化物系固体電解質の70Li2S-30P2S5について、熱処理での化学構造変化をin situ X線回折、発生ガス分析、in situ ラマンより分析した事例を紹介する。

    著者: 構造化学研究部 長谷川 裕一

    PDF FILE (PDF:745KB)

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  • 記事No. 201802-02

    中性子全散乱を用いたPVP水溶液における中間水構造解析

    バイオマテリアル分野において中間水は生体適合性に重要な寄与をしているとして注目を集め、多くの研究がなされている。しかし、中間水の構造的研究例はほとんどなく、中間水の構造的な特徴は不明な点が多い。本稿ではポリビニルピロリドン(PVP)を対象として、中性子全散乱を用いたPVP水溶液における中間水の構造解析を行った例を紹介する。

    著者: 構造化学研究部 中田 克

    PDF FILE (PDF:1,536KB)

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  • 記事No. 201802-03

    GC-MSによる医薬品中の残留溶媒分析

    「医薬品の残留溶媒ガイドライン」(ICH Q3C)では、各残留溶媒について、それぞれの毒性に応じた許容限度値が設定されている。残留溶媒分析においては通常、水素炎イオン化検出器(FID)を備えたガスクロマトグラフィー(GC)が使用される。本稿では高感度化、かつ成分の同定が容易になることが期待される質量分析計(MS)を用いて検討を行ったので報告する。

    著者: CMC分析研究部 杉浦 啓方

    PDF FILE (PDF:408KB)

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  • 記事No. 201802-04

    スーパーエンプラ微粒子の新展開 -材料の高性能化と新規素材開発-

    スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)は、耐熱性、耐溶剤性、機械的特性、電気絶縁性等に優れ、特に150℃以上という非常に高い熱変形温度で、化学的及び機械的に極めて安定な性質を有するものである。このようなスーパーエンプラを微粒子にして、他の材料と複合化し、金属やセラミックスの代替材料、電気・電子産業分野、航空宇宙産業分野等における過酷な条件下で使用されるフィルム、ワニス、接着剤、バルク状成型材料等に幅広く利用する取り組みが進んでいる。

    著者: 技術情報事業部 吉崎 理華、山本 美夏

    PDF FILE (PDF:451KB)

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2018年1月号

  • 記事No. 201801-01

    SIMS-OESによる不純物・組成評価手法の開発

    二次イオン質量分析法(SIMS)は、高感度で不純物分析ができる手法として知られており、半導体などの評価に用いられている。SIMSは、イオンを試料表面に照射する際のスパッタリングにより放出された二次イオンを評価する手法だが、同時にイオン照射の衝撃によって原子発光(OES)が生じている。本稿では、SIMSとOESを組合せることで、組成分析と不純物分析を同時に評価できる新規手法SIMS-OESの開発に取り組んだ結果を紹介する。

    著者: 技術開発企画部 宮本 隆志

    PDF FILE (PDF:1,063KB)

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  • 記事No. 201801-02

    リチウムイオン電池の安全性試験と発生ガス分析

    近年、高い安全性が求められるリチウムイオン電池(LIB)について、異常発生のメカニズムを理解することは重要である。本稿では、市場での使用を模擬した劣化後の電池を作製し、高温加熱試験を行った。その結果、異常現象として電池の膨張と白煙が見られた。試験時の発生ガスを捕集し、GC, GC/MS分析して得られたガス組成より、膨張時にはジエチルカーボネート(DEC)のガス化、白煙発生時には電極間の短絡による温度上昇に伴い複数反応が同時に起こっていることが分かった。

    著者: 有機分析化学研究部 矢野 寛子

    PDF FILE (PDF:1,388KB)

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  • 記事No. 201801-03

    黒鉛/SiO混合負極における劣化解析手法の提案

    当社ではこれまでリチウムイオン二次電池(LIB:Lithium Ion Battery)負極の劣化要因を解析するべく、天然黒鉛負極に対してサイクル試験やフロート試験を行いSEI (Solid Electrolyte Interface)、および活物質の構造変化を調べ報告してきた1)。今回、我々は高容量負極材であるSiOに着目し、当社主催の「第3回蓄電池ユーザーズミーティング」(2017年12月)にて、黒鉛/SiO混合負極における劣化解析手法を提案した。本稿ではサイクルに伴う劣化を、①導電パスの不良、②活物質自体の劣化、③SEIの形成の3つの要因に分けて解析した事例を中心に紹介する。

    著者: 形態科学研究部 石川 純久
    表面科学研究部 織田 志保

    PDF FILE (PDF:2,290KB)

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  • 記事No. 201801-04

    有機EL材料中の微量成分の構造解析

    有機化合物の構造解析において、質量分析法(MS)や核磁気共鳴分光法(NMR)は共に必要不可欠な分析手法であり、装置の高分解能・高感度化に伴って微量成分の詳細解析への適応もますます広まっている。本稿では、市場成長が著しい有機ELの材料中の不純物のLC/HRMSn、NMRを用いた構造解析例を紹介する。

    著者: 有機分析化学研究部 廣田 信広、秋山 毅

    PDF FILE (PDF:1,150KB)

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