The TRC News

2017年9月号

  • 記事No. 201709-01

    環境対応車向けパワーモジュールの実装技術
    ~大型モールド樹脂の封止技術~

    パワーモジュールは、ハイブリッド車や電気自動車といった環境対応車向けパワーコントロールユニット(PCU)の主要な構成部品である。本稿ではトヨタ自動車の環境対応車への取り組みを示すと共に、パワーモジュールの実装構造の変遷、大型モールド樹脂の封止技術について紹介する(本稿は、2017年5月12日に開催された当社主催「半導体分析セミナー2017」での、特別講演を基に構成したものです)。

    著者: トヨタ自動車株式会社 エレクトロニクス生技部 電子ユニット計画室 主幹 門口 卓矢 氏
    PDF FILE (PDF:1,145)
  • 記事No. 201709-02

    ICH Q3D 元素不純物の分析法バリデーション実施例

    医薬品の元素不純物ガイドライン1)(ICH Q3Dガイドライン、以下Q3Dガイドライン)は、欧州及び米国では2016年6月から、日本では2017年4月から新規製剤に適用されている。さらに、2017年12月には欧州市場の全製剤へ、また米国でも2018年1月より一般医薬品も含めたすべてに適用するとされており、海外ワークショップなどでは盛んに情報発信がなされている。その一方で、日本国内における既存製剤及び後発医薬品への適用時期については今のところ未定であり、欧米での動向を注視しているのが現状である。本稿では、Q3Dガイドラインに対する各極の動向を交え、元素不純物測定に際しての分析法バリデーションの実施例について、当社のこれまでの経験を踏まえて紹介する。

    著者: 無機分析化学研究部 大塚 達哉

    PDF FILE (PDF:776KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

  • 記事No. 201709-03

    水中に溶存する含炭素物質(溶存炭素)の形態別測定

    水中の含炭素物質は、粒子状炭素(Particulate Carbon)と溶存炭素(Dissolved Carbon)に大きく分けられ、さらに、有機炭素(Organic Carbon),無機炭素(Inorganic Carbon)に分けられ、計4つに分類される。本稿では、この内の溶存炭素について、形態別の測定法を紹介する。

    著者: 東レテクノ株式会社 環境科学技術部 馬場 大哉、生垣 加代子

    PDF FILE (PDF:463KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

2017年8月号

  • 記事No. 201708-01

    自動車分野におけるパワーエレクトロニクス製品の課題と分析・評価技術

    半導体デバイスが自動車に搭載されるようになり、自動車特有の厳しい環境(温度、振動、ガソリン蒸気の暴露など)により家電では問題にならなかった課題が顕在化してきた。それら課題の解決に重要となるミクロな分析技術と理論解析技術(CAE)の事例を紹介する(本稿は、2017年5月12日に開催された当社主催「半導体分析セミナー2017」での、特別講演を基に構成したものです)。

    著者: 株式会社デンソー 半導体実装開発部 第1PF開発室 担当課長 石川 岳史 氏
    PDF FILE (PDF:4,704KB)
  • 記事No. 201708-02

    体外診断用医薬品の開発支援

    TRCでは、近年の体外診断用医薬品の市場の拡大に伴い活発化しているその研究開発のサポートに注力している。研究開発の支援として、これまで長年培ってきた幅広い分野の高度な分析技術・経験を活かし、様々な分析メニューを取り揃えている。幅広い分野の分析メニューを保有することで、例えば性能トラブルが発生した局面等において、ワンストップで網羅的かつ詳細に分析・評価を行うことが可能であり、迅速な原因究明に寄与することができる。本稿ではそれらのメニュー一覧と共に、特に検出部周辺の生化学的な観点からの分析について一部の内容を紹介する。

    著者: バイオメディカル分析研究部 田中 祥徳

    PDF FILE (PDF:1,170KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

  • 記事No. 201708-03

    放射線滅菌前後におけるポリマーの物性評価

    放射線滅菌処理が原因で樹脂製品に割れ、変形、変色、劣化、臭気などのトラブルが発生する事例がある。TRCでは、放射線滅菌処理による樹脂製品のトラブルについて把握するために、γ線・電子線の照射処理から各種測定・解析までワンストップで実施可能である。本稿では、医療用素材として需要の拡大が期待されるシクロオレフィンポリマー(COP)について、γ線照射前後の物性、発生ガス、変色、酸化劣化に関して分析した事例を紹介する。

    著者: 構造化学研究部 山口 陽司
    材料物性研究部 村司 雄一
    有機分析化学研究部 安田 周平

    PDF FILE (PDF:1,166KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

  • 記事No. 201708-04

    CHN分析・燃焼イオンクロマトグラフィーを用いた有機元素分析

    元素分析には無機元素(主に金属元素)を分析する系統と、有機元素(CHNハロゲンなど)を分析する系統の二通りがある。本稿では、当社における有機元素分析の中核技術であるCHN分析、および燃焼イオンクロマトグラフィーを用いたハロゲン・硫黄分析の原理や注意点、またこれらの分析値を用いた応用例を紹介する。

    著者: 有機分析化学研究部 坪井 利幸

    PDF FILE (PDF:520KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

2017年7月号

  • 記事No. 201707-01

    高分解能LC/MSによる構造解析
    (新規導入装置による超高分解能測定および多段階MS測定)

    質量分析計の進歩は目覚ましく、現代ではありとあらゆる分野の微量分析・構造解析において欠かすことのできない分析手法である。特に、「幅広い成分に適用可能なHPLC」および「質量分解能の非常に高い質量分析計」を組み合わせた「高分解能LC/MS」は、混合物中の微量有機成分の構造解析など、他手法では達成できない高度な解析が可能である。本稿では、当社に導入した新規の高分解能LC/MS装置の特長とその分析事例を紹介する。

    著者: 有機分析化学研究部 小野田 資 秋山 毅 井口 詔雄

    PDF FILE (PDF:681KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

  • 記事No. 201707-02

    ICP発光分光分析法によるガラス試料の組成分析

    ICP発光分光分析法は簡便に確度の高い元素定量分析ができる手法であるが、その定量値は、試料溶液化の出来不出来に大きく依存する。本稿では、ほうけい酸ガラス標準品を試料として無機元素組成分析を行った事例について、失敗例を交えて前処理の難しさを紹介する。

    著者: 無機分析化学研究部 北村 智子

    PDF FILE (PDF:324KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

  • 記事No. 201707-03

    蒸気圧を測ることと蒸気圧から分かること

    蒸気圧は身近な現象にも見られるだけでなく、化学プラントのプロセス設計などにおいて非常に重要な基礎物性である。ここでは、当社で行っている蒸気圧測定手法の概要を示し、蒸気圧から分かることとして蒸発熱やAntoine定数の算出、溶液の非理想性および2成分系の気液平衡の推算について紹介する。

    著者: 材料物性研究部 豊増 孝之

    PDF FILE (PDF:852KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

  • 記事No. 201707-04

    材料の加飾技術 -外観品質の向上と高機能化-

    近年、機能や価格による製品の差別化が難しくなってきており、視覚や触覚といった感性に訴える付加価値の重要性が増している。TRC技術情報事業部では、"材料の加飾技術"に注目し、その技術動向や研究開発事例を中心に調査し、書籍「材料の加飾技術 -外観品質の向上と高機能化-」を2017年3月に発刊した。本稿はその調査結果をもとに、技術開発の現状について紹介するものである。

    著者: 技術情報事業部 吉崎 理華 山本 美夏

    PDF FILE (PDF:420KB)

    *お支払い完了後は”ショピングサイトに戻る”ボタンを押してください。PDFが開きます。

The TRC News記事内から検索