The TRC News

当社は、1982年1月に技術情報誌"The TRC News"を創刊し、以来一貫して、皆様の研究開発、生産トラブルの解決、品質管理等のお役に立つ分析技術の最新情報発信に努めております。2016年4月より、より迅速に最新情報を皆様のお手元にお届けし、利便性を高め、ご興味のある記事を探しやすくするため、月刊ウェブジャーナルとして発行させていただいております。

今月は、新素材として注目されているセルロースナノファイバー(CNF)に関する技術開発調査の結果と分析・解析事例について紹介しています。CNFは天然素材で環境に優しいだけでなく、軽くて強い素材として様々な分野で活用が検討されています。当社では、先端材料の研究開発に役立つ分析技術の開発を進めております。随時御覧いただければ幸いです。

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2019年4月号

  • 記事No. 201904-01

    セルロースナノファイバー(CNF)に関する技術開発調査

    新素材を用いた開発においては、素材の機能を十分に活用し、様々な用途で利用される事が期待される。この際、新規材料の基本的な機能の把握と同時に、応用先の情報収集や課題の抽出など多角的な検討を行うことで、新素材の実用化と広範囲な展開につなげる事ができる。ここではCNFを例にとり、CNFを取り巻く状況とその機能の有効活用のために、技術開発調査により得られる情報について紹介する。

    著者:有機分析化学研究部 竹本 紀之
    先端技術調査研究室 山岡 近子
    PDF FILE (PDF:574KB)
  • 記事No. 201904-02

    セルロースナノファイバー(CNF)を用いた複合材料の形態観察およびCNFの構造解析

    CNFを扱う研究開発のうち、ほぼすべての材料分野、研究フェーズで電子顕微鏡を用いた観察は必要な評価となっている。特にポリマー中に分散するCNFをTEM観察するためには、これまで高分子材料のTEM試料作製を実施する上で不可欠であった「電子染色」の技法を駆使する必要がある。今回、CNFを用いた複合材料の形態観察事例を紹介すると共に、CNF自体の観察事例、構造解析例として13C核 固体NMR法による結晶化度、および酸加水分解HPLC-蛍光検出法による構成糖分析の例を示す。

    著者:形態科学研究部 増田 昭博
    構造化学研究部 木村 一雄
    有機分析化学研究部 竹本 紀之
    東レテクノ株式会社 小杉 剛史
    PDF FILE (PDF:987KB)
  • 記事No. 201904-03

    線膨張係数の実測値とシミュレーション推測値の比較 
    ~ セルロースナノファイバーを用いた複合材料 ~

    シミュレーション技術の向上によって、物性値を推測する技術が発達している。一方で、推測した物性値が現物の挙動と異なる場合も多い。この原因のひとつとして、シミュレーションに用いるパラメータが使用する材料のものと相違していることが考えられる。本稿では、近年注目の新素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を用いた複合材料について、CNFの配向および複合材料の線膨張係数を、実測値とシミュレーションによる推測値の比較検討を行った。さらに、シミュレーションに用いるパラメータの影響評価を行った結果について紹介する。

    著者:材料物性研究部 平野 孝行
    PDF FILE (PDF:707KB)

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