The TRC News

当社は、1982年1月に技術情報誌"The TRC News"を創刊し、以来一貫して、皆様の研究開発、生産トラブルの解決、品質管理等のお役に立つ分析技術の最新情報発信に努めております。2016年4月より、より迅速に最新情報を皆様のお手元にお届けし、利便性を高め、ご興味のある記事を探しやすくするため、月刊ウェブジャーナルとして発行させていただいております。

今月は、8月に開催しました当社セミナー“「ライフイノベーション・医薬医療」分析セミナー2019”から、核酸医薬、抗体医薬・ADC、バイオマーカー・診断薬に関する分析事例、DDSに用いられるリポソームに関する分析事例をご紹介します。また、in-situ 昇温TEMを用いて、蓄電材料の昇温時のガス発生と形態、構造変化を解析した事例を紹介しています。当社では、研究開発に役立つ分析技術の開発を進めております。随時御覧いただければ幸いです。

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2019年10月号

  • 記事No. 201910-01

    多様化するモダリティへの挑戦

    創薬モダリティの多様化や、医療の変化に伴い、求められる分析技術は益々高度化している。東レリサーチセンターでは最先端の医薬品やバイオマーカーなどの開発を支援すべく、新たな分析手法の開発や技術開発に取り組んでいる。ここでは、核酸医薬、抗体医薬・ADC、バイオマーカー・診断薬に関する分析事例について紹介する。

    著者:バイオメディカル分析研究部 荒井 大河
    PDF FILE (PDF:529KB)
  • 記事No. 201910-02

    DDS技術に用いられるバイオマテリアルの現状と分析・評価への取り組み

    近年、医薬品の副作用の軽減や有効性の向上を目指し、ドラッグデリバリーシステム(DDS:Drug Delivery System)に着目した研究・開発が進められている。DDSに用いられるキャリアとして、リポソーム、高分子ミセル、無機ナノ粒子といったバイオマテリアルやDrug Conjugates(ADC等)が挙げられる。その中でも当社はリポソームの分析・評価技術の確立に注力しており、難易度が高いTEM(透過型電子顕微鏡)、AFM(原子間力顕微鏡)を中心にリポソームの分析事例を紹介する。

    著者:表面科学研究部 村司 雄一
    PDF FILE (PDF:779KB)
  • 記事No. 201910-03

    in-situ 昇温手法による正極材のガス発生と構造変化の関係性調査

    LIBの安全性向上のために、その部材である正極活物質の熱挙動について知見を得ることは重要である。本稿では、LIB正極活物質LiCoO2について、TPD-MSによるガス分析とin-situ 昇温TEM法の2つのin-situ 昇温手法を用いて、昇温時におけるLiCoO2粒子の発生ガスと形態・組織・構造変化の関係性を調査した。その結果、ガス発生は構造変化と密接な関係にあることが示された。充放電挙動と酷似した変化も認められ、温度をパラメータにした一連の測定結果は、実材料を解析する上でも重要な知見になること、また、高分解能(40nm角程度の視野)でないと検出できない微視的構造変化(ドメイン構造の形成など)について、ASTAR(*ASTARはNanoMEGAS社の登録商標)を用いることで1μm角以上の視野で可視化でき、定量的に解析できることを示した。

    著者:形態科学研究部 久留島 康輔
    PDF FILE (PDF:8,480KB)

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