導入装置紹介

AFM-Raman「ナノ」ラマン分析装置が仲間に加わりました!

AFM-Raman専用設計の「光アンテナ」プローブを利用することで、従来ラマン測定の空間分解能を遥かに超えた高感度「ナノ」ラマンイメージングを実現します。 (別名:チップ増強ラマン分光法、Tip-enhanced Raman scattering microscopy;TERS)特に先端ナノ材料(カーボンナノチューブ、グラフェンなど)の微小部構造解析に高い威力を発揮します。

AFM-Ramanの特徴

特徴 新規AFM-Raman法 顕微ラマン分光法
空間分解能の飛躍的な向上 20 nm(0.02 μm) 1 μm(光の回折限界)
検出限界感度の向上 1,000~100,000倍(ラマン増強率)
例: 有機単分子膜やカーボンナノチューブ1本のラマン信号を検出可能
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ナノレベルの表面形態観察 AFMによるサブnmの分解能 光学顕微鏡の分解能(1μm)
観察領域 サブμmの微小部 広視野(マイクロ~ミリメートル)
適用試料範囲 ナノカーボン、微小生体分子、有機単分子膜などのナノ材料 有機物~無機物の幅広いバルク材料
-両分光法の組み合わせにより、対象材料の広領域~微小部に渡る包括的な構造解析が可能となります-

技術資料 (ダウンロードできます)

  • ①AFM-RAMANを用いたナノスケール構造解析

    AFM-Raman法の簡単な原理や空間分解能・感度の向上などについて紹介します。

  • ②AFM-RAMAN法を用いたナノカーボンの局所構造解析

    「次世代」AFM-Ramanプローブ(北海道大学雲林院研究室開発)を用いたナノカーボン材料の構造解析事例を紹介します。