NEW(2019.10)

高性能質量分析計
Orbitrap Fusion Lumos 導入!
-ETD搭載- 国内CRO初導入

モダリティ新時代の強力なツール

  • 抗体医薬品の特性解析に
  • ADC(抗体薬物複合体)の薬物の結合位置や結合量の正確性、網羅性の向上
  • 核酸の不純物解析がスピーディーに

Orbitrapで定量(バイオアナリシス測定にもお使い下さい)

微量成分、微量不純物の構造の特定に

Orbitrap Fusion Lumosの特徴

★高分解能による同位体分離

★高精度な元素組成分析

★多段階かつ多彩なMSn

★CID (Collision Induced Dissociation)、ETD (Electron Transfer Dissociation)を駆使し、従来より多くの糖鎖やADCの薬物の結合位置を決定できる

≪適用アプリケーション例≫

抗体薬物複合体(Antibody Drug Conjugate、ADC)の薬物結合位置解析

ETD(Electron Transfer Dissociation:電子移動解離) は、電子を陽イオンに移動させ、ラジカル状態にしてフラグメンテーションを起こすCOLDな解離方法です。
CIDでは、ペプチドから薬物が脱離したイオンが観測されます。そのため脱離したイオンとペプチドマップの保持時間を指標に、薬物が結合しているペプチドを決定できます。一方、薬物が結合しているペプチド上の位置を決定することは困難です。
ETDでは、薬物がペプチドに保持されたままイオンが観測されます。そのため、マススペクトルから直接、薬物の結合位置を特定することができます。
CIDとETDを相補的に用いることにより、効率的に薬物結合ペプチドの分析が可能です。