マイクロRNA解析の創薬利用についてご提案

マイクロRNA(miRNA)は、発生や分化・増殖のみならず、疾患への関与が示されており、血中疾患マーカー探索や創薬開発等において注目されています。
高感度DNAチップ 3D-Gene® は、東レ独自の微細加工技術により感度を飛躍的に向上させた、miRNAの網羅解析に最適なプラットフォームです。

新規医薬品(低分子医薬、抗体医薬、核酸医薬、ワクチンなど)の開発や、既存薬の応答性・不応答性の判別、併用薬の新規探索、再生医療、細胞治療のための研究開発などに、 ”3D-Gene® によるmiRNAの網羅解析” を是非ご活用下さい!

がん患者ではがん抑制効果をもつmiRNAが減少するため、これを補充する目的でmiRNA医薬の開発が進められています。網羅解析により、がん、非がん患者のmiRNAの変動を見ることができ、医薬の候補となるmiRNAの探索が可能です。

がんのみならず、病気の発症前後、薬剤投与前後、手術前後などの各種臨床検体(血清・血漿、FFPE検体、エクソソーム)中のmiRNAの網羅解析により、薬剤の応答性・不応答性の判別、有効性予測バイオマーカーの探索、不応答性の原因究明、併用薬の新規探索などが可能です。

血液中のmiRNAの種類と発現量(3D-Gene®検出結果)

https://wires.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wrna.1662

培養細胞や細胞培養上清中のmiRNAの網羅解析により、細胞の品質管理が可能です。

3D-Gene® microRNA oligo chip

ヒト  miRNA(約2,600種)
マウス miRNA(約2,000種)

  • 低発現量miRNAでも高感度に再現性良く検出可能
  • 医薬品の申請資料の信頼性の基準に基づいて実施可能

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