構造解析

エレクトロニクス材料から、医薬・バイオにいたるまで、現在の材料解析では、分子構造や結晶構造の解析は不可欠です。また、種々のトラブルや反応解析においても、詳細な構造解析によってメカニズムを解析し、本質的な原因究明行うことが可能です。当社では、分子構造や結晶構造に関する詳細な解析を、分光分析や質量分析などさまざまな手法を用いて行っております。

赤外分光法

Infrared Spectroscopy:FT-IR

振動スペクトルの解析から、組成・構造・官能基などの情報を得ることが可能です。
ATR・透過法・反射法など種々の測定モードにより、極表面やバルクの情報が得られます。
ポリマー・無機固体材料はもちろん、高感度なガス分析法としても有効です。

ラマン分光法

Raman Spectroscopy:Raman

振動スペクトルの解析から、組成・構造・結晶性・配向性などの情報を得ることが可能です。
顕微ラマンを用いることにより、約1μmの領域のスペクトルの測定が可能です。
ポリマー・有機物、ガスから無機物・半導体まで幅広い測定対象に適用することが可能です。

固体核磁気共鳴法

Solid-State Nuclear Magnetic Resonance:NMR

有機化合物・医薬品・蛋白や無機化合物の構造解析、組成分析に幅広く利用。定量分析も可能です。
固体NMRは不溶性材料の評価に有用。高次構造や結晶多形などの情報が得られます。
緩和時間測定による分子運動性評価から結晶性や架橋度の相対評価が可能です。

電子スピン共鳴法

Electron Spin Resonance:ESR

ESR法は、不対電子が磁場中に置かれた時に生じる準位間の遷移を観測する分光法です。
ESRスペクトルの強度、g値、線幅、超微細構造などから、不対電子を有する欠陥や化学種の量、構造、運動性、反応に関する情報が得られます。

可視・紫外分光法

Ultraviolet-Visible Spectroscopy:UV-VIS

可視・紫外分光法は、原子核、あるいは分子を周回している電子が、エネルギーの低い軌道からよりエネルギーの高い軌道への遷移する際の光吸収を測定する方法です。
スペクトルから、物質の黄変(変色)、結晶や粉末の光学的バンドギャップ、吸収率、輻射率、分子配向などに関する情報が得られます。

X線回折

X-Ray Diffraction:XRD

X線回折とは、X線が結晶格子によって回折される現象のことである。結晶の規則性は物質特有であり、X線を測定対象となる物質に入射させることで、その物質に特有な回折線が得られます。
回折線の詳細な解析から、その物質の結晶構造を調べることができます。

カソードルミネッセンス

Cathodoluminescence

カソードルミネッセンス(CL)法は、試料に電子線を照射した際に放出される光を検出する手法です。
SEM像で位置の確認を行いながら、任意の場所の状態分析を行うことができます。
CL法から、元素情報ではなく結晶としての情報(結晶欠陥、不純物、キャリア濃度、応力等)が得られます。