特別講座【光化学の基礎 ~人工光合成を理解する~】

開催日時
2017年11月17日(金)13:00~16:30【申込締切:2017年11月16日(木)】
会場
東京都中央区日本橋本町1-1-1 METLIFE日本橋本町ビル 8階
(株式会社東レリサーチセンター内 第2会議室)
地図はこちら (Google Map)
参加費用
45,000円(税込)
講師
由井樹人(社外講師)
新潟大学大学院自然科学研究科(工学部機能材料工学科)准教授

申し込み受付を終了しました。
日程を変更し開催いたします。

講座概要

無尽蔵な太陽光エネルギーを用いて水から水素/酸素を生成したり、二酸化炭素から有用炭化水素化合物を合成する反応系はエネルギー・資源の枯渇問題と地球温暖化問題とを同時に解決できる可能性のある未来技術です。
これらの素反応は、光合成が行っている反応とよく類似しているため「人工光合成」として活発な研究が行われています。
実用的な光合成反応を人工的に実現するには、光反応の原理・原則・制約からくる課題や問題を正確に理解しておく必要が有ります。しかし、このような視点での解説はあまり多くありません。

本講座では、人工光合成のより深い理解のために必要な光化学の基礎知識について解説します。さらに、最新の人工光合成および周辺技術についても紹介する予定です。

カリキュラム(予定)

はじめに:身近な光化学反応
光とは?
  1. 可視光のエネルギー
  2. 吸収と励起状態の化学種
光合成と人工光合成
  1. 太陽光のエネルギーと光合成
  2. 人工光合成研究の必要性
  3. 光化学的な視点に立った課題・問題点
光化学の基礎
  1. 人工系の基本的な分類と特徴
  2. 光化学基本法則
  3. 励起状態の寿命という概念
  4. 多電子変換と寿命
人工光合成の要素研究
  1. 分子の固定化
  2. 光捕集
  3. 光触媒反応
  4. 人工Z-scheme
  5. 長寿命電荷分離
  6. アップコンバージョン
  7. その他
まとめと将来展望

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