特別講座【リチウム電池の活物質の表面改質による電池劣化改善(1)】
- 開催日時
- 2017年1月20日(金)13:00~16:30【申込締切:2017年1月19日(木)】
- 会場
- 東京都中央区日本橋本町1-1-1 METLIFE日本橋本町ビル 8階
(株式会社東レリサーチセンター内 第2会議室)
地図はこちら (Google Map)
- 参加費用
- 40,000円(税込)
- 講師
- 渡辺春夫(社外講師)
申し込み受付を終了しました。
再開催を予定しております。
講座概要
リチウムイオン二次電池は、エネルギー貯蔵デバイスとして大きく発展しています。
このデバイスの劣化は実用上大きな課題です。
本講座では、主要素材である正・負極の電極活物質の性質と課題を踏まえた上で、この劣化の改善方法としての表面改質について解説します。
この表面改質は、電極活物質材料粒子の表面のみの僅かな改質で粒子全体の特性を改善でき、弊害が少なく、大きな効果を得ることができ、きわめて有用な技術です。
そして、リチウムイオン二次電池の劣化改善を進めるにおいて、必要不可欠な重要技術です。
正・負極の各活物質について、それぞれの劣化の課題とそれに対応した表面改質技術について解説します。
特別価格のご案内
3月17日に開催する同シリーズ「リチウム電池の活物質の表面改質による電池劣化改善(2)」との同時お申込みで特別価格にてご受講頂けます。
同時お申込みを希望の方は、お申し込み時の「ご連絡・問い合わせ・メッセージ」欄に「同時申込みによる特別価格希望」とご記載下さい。
特別価格 80,000円(税込) → 70,000円(税込)
カリキュラム
はじめに
- 実用的表面とは
- リチウム電池概論
活物質の表面改質の目的と効果
- 機能付加効果
- a) 導電性付与
- b)犠牲腐食性付与
- c)高容量化
- 粒子バルクへの効果
- a) 結晶変形抑制
- b) 結晶変態抑制
- c)イオン拡散性向上
- 被着封止効果
- a) 粒子割れ抑制
- b)酸素放出抑制
- c)表面反応抑制
- 電解液界面への効果
- a) SEIの生成と制御
- b)金属イオン溶出抑制
LiCoO2
- 高充電圧化による容量向上
- 活物質による被覆処理
- a) Li(NiCoMn)O2
- b)LiMn2O4
- c) LiFePO4
- Li塩化合物による被覆処理
- a) Li2ZrO3
- b) Li3PO4
- c) LIPON
- 金属酸化物による被覆処理
- a) ZrO2
- b) Al2O3
- c) MgO
- d) TiO2
- e) ZnO
- 金属非酸化物による被覆処理
- a) AlF3
- b) LaF3
- c) AlPO4
- d) FePO4
LiNiO2系(高Ni-NC、高Ni-NCM、NCA)
- コアシェル型・組成傾斜型活物質
- 金属酸化物による被覆処理
- a) ZrO2
- b) TiO2
- c) La2O3
- d) SiO2
- 金属非酸化物による被覆処理
- a) AlPO4
- b) AlF3
- c) Co3(PO4)2
NiMnCo三元系
- 活物質による被覆処理
- a) Li(NiMn)O2
- b) LiFePO4
- Li塩化合物による被覆処理
- a) LiF
- b) LiAlO2
- c) Li2ZrO3
- d) Li3VO4
- 金属酸化物による被覆処理
- a) Al2O3
- b) ZrO2
- c) TiO2
- d) CeO2
- 金属非酸化物による被覆処理
- a) FePO4
- b) CaF2
- c) AlF3
まとめ
申し込み受付を終了しました。
再開催を予定しております。