LC-NMR
(Liquid Chromatography -Nuclear Magnetic
Resonance:LC-NMR)

原理

LC-NMRは、その名の通り、HPLCとNMRを直結したシステムである。LC-NMRの主な特長は、高感度・分離ステップの軽減である。従って、微量成分(不純物・分解物・代謝物 等)や分離・精製によって壊れてしまう不安定物質の構造解析に威力を発揮する。特に、異性体間の構造の違いを同定したい場合など、構造の決め手となる情報が得られる。このように、微量成分や不安定な物質の構造解析では、LC/MS、LC/MS/MSとあわせてLC-NMRを用いることで、微量成分を単離することなく有用な構造情報を得ることができる。

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