出張講座(講師派遣/出張セミナー/オンライン研修)

お客様の会社での技術者向け社内研修に、講師を派遣する講座を承っています。
分析に関する専門知識習得、理解度向上にお役立てください。

  • 新入社員研修や移動・転籍者向け技術研修としてご活用いただいております。
  • 弊社の現役の分析技術者が講師を務めます。
  • 個別企業様で必要とされる内容に応じた研修プログラムの作成もお引き受け致します。
  • 機密情報を気にすることなく、質問や具体的な分析のご相談が可能です。
  • オンライン形式の研修にも対応いたします。

以下に4つの研修プランを紹介しておりますが、
受講後の理解度テストやグループワークタイムの追加等、
お客様の個別のご事情に応じてカスタマイズ可能です。
ご要望に応じて企画しますので、どうぞお気軽にご相談ください。

対応可能な講座/テーマについては、こちらの一覧をご覧ください

研修プラン①
分析全般 1日コース(10時~16時)

分析技術を幅広く学ぶための講座です。
有機分析、無機分析、表面分析、形態観察、構造解析、材料物性評価のそれぞれについて、主に用いる分析手法、原理、装置の概要、分析事例を講義します。
新入社員研修として、研究所転籍者向けの研修として、派遣社員向けの導入教育としてご活用ください。

【カリキュラム】 各講義 約30分

  1. イントロダクション
  2. 有機分析
  3. 無機分析
  4. 表面分析
  5. 形態観察
  6. 構造解析
  7. 材料物性評価
  8. 総合解析

ご利用例

  • 新入社員研修として毎年実施
  • 研究所転籍者対象に、随時実施

***講義内容をしぼり、半日コースとすることも可能です。***

研修プラン②
有機分析 2日コース(10時~16時 × 2日間)

有機分析を実務で使用する立場の方が、前処理、微量分析、構造解析について、詳細に学ぶための講座です。
演習時間を取りながら、じっくり学ぶことができます。
原理や装置構成などの基礎から、実務上の注意点や解析のコツまで、現役の分析技術者が丁寧に解説します。

【カリキュラム】 各講義 3時間

‹ 1日目 ›

  1. 有機組成分析のための前処理技術
    粉砕、溶解、抽出、濃縮・乾燥、分離、分解、誘導体化などの前処理の各要素技術について実務上の注意点を交えて解説します。加えて、具体的な分析例についても紹介します。
  2. 有機微量分析
    GC、GC/MS、HPLC、LC/MSの各クロマトグラフィーについて、装置構成、原理、使用する分析カラム・検出器の特徴を解説し、GCとHPLCの使い分け方やそれぞれがどのような目的に適しているかについて、定量分析を中心とした分析例を交えながら講義します。

‹ 2日目 ›

  1. 有機構造解析 ~初級編~
    赤外分光法(IR/FT-IR)、核磁気共鳴分光法(NMR)、質量分析法(MS)について講義します。原理、装置構成、特徴、解析上の注意点等を学んだ後、演習問題により理解を深めます。
  2. 有機構造解析 ~上級編~
    上級編として、ポリマーの詳細構造解析、低分子量化合物の詳細構造解析について、演習を交えた講義をします。
  3. 理解度テスト
    終了後、理解度テストを実施します。採点し、後日返却します。

***講義内容をしぼり、1日コースとすることも可能です。***

研修プラン③
半導体プロセス 1日コース

半導体プロセスに関わる分析について広く学ぶ講座です。
材料の組成・構造評価法について解説した後、実デバイスの分析事例を活用したケーススタディ&グループ討議を実施します。
現役の分析技術者が丁寧に解説します。

【カリキュラム】

  1. 分析とは
  2. 組成評価 (RBS/HFS, XPS)
  3. 構造・応力評価 (FT-IR, RAMAN)
  4. 結晶性・欠陥評価 (ESR, 発光分析(PL, CL), XRD)
  5. 不純物評価 (SIMS, ICP-MS)
  6. 形態・ラフネス評価 (TEM, SEM, AFM)
  7. 膜厚・密度評価 (XRR, エリプソメトリー)
  8. 評価手法を組み合わせた総合的な考察例:SiO2/Si基板界面の評価
  9. デバイスのリバースエンジニアリング

研修プラン④
熱分析  半日コース(13時~17時)

熱分析とは「物質の温度を調節されたプログラムに従って変化させながら、その物質のある物理的性質を温度の関数として測定する一群の技法」です。
示差走査型熱量計(DSC)を用いると、材料の融点、結晶化温度、ガラス転移温度、比熱、相転移熱量、反応速度などを求めることが可能です。また、熱重量測定(TG)を用いることで、加熱中の酸化・熱分解等に伴う重量変化を捉えることが可能です。
最近の熱分析装置は、汎用性と実用性に優れ、簡便に操作できるようになっていますが、専門的知識や経験の浅い初心者にとっては信頼性の高いデータを得るための手順やチャートの解釈などで頭を悩ますことが多々あります。
本講座では、DSCやTGの基本原理や測定時の注意点について述べ、高分子材料(熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂)にフォーカスしたチャートの見方や解析例を紹介します。さらに、高速カロリメトリー(FSC)を用いた最新の研究例も紹介します。

【カリキュラム】

  1. 熱分析とは?
  2. TG
    1. 1:TGの原理
    2. 2:TGデータ解釈(基本と応用例)
  3. DSC
    1. 1:DSCの原理
    2. 2:DSCデータ解釈(基本と応用例)
  4. 温度変調DSC
    1. 1:温度変調DSCの原理
    2. 2:温度変調DSCデータ解釈(基本と応用例)
  5. 高速カロリメトリー(FSC)
    1. 1:高速カロリメトリー(FSC)の原理
    2. 2:高速カロリメトリー(FSC)によるデータ解釈の深化(基本と応用例)

このほか、以下のようなテーマの講座も実施しております。
お気軽にお問い合わせください。

対応可能な講座/テーマ一覧

分析基礎講座

一つの分析手法を基礎から

一つの分析手法(講座により二つの分析手法)について原理を含めた基礎から詳しく講義します。

分光分析
  • 赤外分光法(IR)
  • ラマン分光法
  • X線回折・散乱
  • 核磁気共鳴分光法(NMR)
分光分析
  • X線光電子分光法(XPS/ESCA)
  • 二次イオン質量分析法(D-SIMS 、TOF-SIMS)
  • ラザフォード後方散乱分光法(RBS)
顕微鏡観察
  • 電子顕微鏡(TEM、SEM)
  • 原子間力顕微鏡(AFM)
物性測定
  • 力学特性解析
  • ナノインデンテーション
  • 高分子レオロジー
クロマトグラフィー
  • ガスクロマトグラフィー(GC)
  • イオンクロマトグラフィー(IC)
無機分析
  • 無機元素分析(XRF、ICP-AES、ICP-MS、AAS)

分析応用講座

分析手法を組み合わせて解析する

ある対象やテーマについて、複数の分析手法を組み合わせて課題を解決するための解析手法について講義します。

デバイス解析
  • 有機EL(OLED)の分析
  • リチウムイオン電池(LIB)の構成材料分析
  • 有機EL(OLED)の分析
医薬分析
  • たん白質医薬品構造解析
  • 医薬品中の微量未知不純物・代謝物の構造決定
  • ICP-AES、ICP-MSによる医薬品中の金属不純物分析(ICH Q3D)
有機分析
  • 有機組成分析のための前処理技術
  • 有機微量分析(GC, GC/MS, HPLC, LC/MS)
  • 有機構造解析 ~初級編~
  • 有機構造解析 ~上級編~
  • 発生ガスの分析~捕集から分析まで~
  • 水中の溶存有機物分析-概論
法令・規制
  • 化審法の基礎知識と対応実務
  • ナノ粒子の評価・測定・規制

お問い合わせ先

ご質問などは以下までお願いいたします。

株式会社 東レリサーチセンター

技術・特許調査研究部

E-mail : education.trc.mb@trc.toray